樹木のよもやま話

* ツツジのお話し
ツツジの仲間で、よく知られているのは、ヒラドツツジ、キリシマツツジ、サツキツツジ等ですね。大阪の方では、4月の中旬頃になると、まず最初に、写真のような、ヒラドツツジが咲き始めます。次に、キリシマツツジが、また少し遅れてサツキツツジが順にどれも赤、白、ピンク等の鮮やかな色で花を咲かせませす。日本の名園と呼ばれるところでも、古来から植えられ、日本人にとっては、非常に親しまれてきた樹木の一つといえるでしょうね。ただ、よくお尋ねになるのが、『うちの家では、ツツジの花が咲かないのですが』ということですが、それは、ツツジの仲間のほとんどは、8月以降には、もう来年の花芽が形成されてしまうのに、8月を過ぎて、強剪定をされているところが多く見受けられます。これは、植木屋さんの常識として基本中の基本の一つですが、毎年、同じ大きさをキープして、お花を咲かせるにはお花が終わってすぐに、また、少なくとも7月までに剪定を行うことが大事ですね。
また、ツツジといえば地元の大阪吹田市には、紫金山とよばれる、歴史のある丘があります。この場所にはツツジの仲間でも、3月頃、一番早く咲かせ、紫の花が美しい、ミツバツツジの一種である、『コバミツバツツジ』が群植しています。この花の鮮やかな紫にちなんで、紫金山と呼ばれるよになりましたが、昨今、環境の変化等でその群植の数が失われつつありましたが、紫金山の樹木の管理を吹田市のボランティアの方やNPO団体が率先してご尽力され、徐々に、昔の姿が復活してきました。また、機会がありましたら、写真でお届けします!
* コバミツバツツジのお話し
「ツツジのお話し」で、ふれました「コバミツバツツジ」の写真がありましたので、アップいたします。少し、鮮明でないかもしれませんが、雑木をぬうように、鮮やかな紫色の花を咲かせているのが、ご覧になれると思います。昔は、現在の吹田市の紫金山一杯に広がるこの鮮やかな色が、廻りの田んぼや、藪から美しく見えたのでしょう。これを撮影したのは、3月の終わりですが、この時、桜と、このコバミツバツツジを両方楽しみながら、お花見を楽しんでいる方も多くおられました。
今後、NPO団体、ボランティア各位が主体となって、昔の姿を着実に取り戻すことができるようみんなが、協力していかねばならないのですね。
* 殺虫剤散布(消毒)のお話し
毎年、大阪の方では、桜の花が咲き終わり、4月の終わりごらから、その年の気候によって、色々な、虫が樹木に発生し始めます。サザンカ等によくつく、『チャドクガ』などは、人にもよりますが、全身が真っ赤に腫れて、お医者さんのお世話になる場合もあります。葉を食害したり、樹木に悪さをしたりする、虫やダニの退治は、お庭を大切にされるお家では、特に必要なことかもしれません。こちらでは、殺虫剤散布のことを庭木の消毒と言います。『アメリカシロヒトリ』などという虫は年に少なくとも2回は時期を分けて、発生します。やはり、5月頃、梅雨自分、お盆を過ぎて初秋頃など、年3回は消毒が必要なのかもしれません。
虫やダニだけではなく、カビや細菌等も生物である樹木にはつきます。ご家庭であれば、スミチオンや石灰溶合剤、また、殺虫スプレー等は容易に購入できますので、お庭の風通しをよくし、こまめに、薬剤散布をされれば、比較的、樹木は元気さを維持できることでしょう。
しかし、背の高い樹木や、虫等が大量発生した場合は、業者にお願いするのが無難かもしれません。
* 除草(草刈り)のお話し
温暖多湿の日本では、毎年、少し暖かくなりますと、どこからともなく、地面からムクムクといろいろな種類の雑草がはえてきます。その生命力の強さには、ある意味敬服してしまう感がありますが、しかし、公園や個人のお庭など、それを放っておくと、いつのまにか背丈ほどの草に成長する種類もあり、支障をきたすことがあります。造園業は、樹にのぼるのみならず、時には左官屋さんをやったり、石屋さんになったり、ちょっとした型枠を組んだり、重機を扱ったり等々多工種を「ちゃっちゃっと」こなす技能も要求されます。その一つとして、除草業務もあります。こちらでは、『草刈り!』とよく、呼びますが、個人のお庭ではお手入れの際、草抜き等、比較的短時間で終わってしまいますが、公園や街路樹の植樹帯となりますと、その面積が何千、何万平方メートル単位となり、まさに、いかに人数をしぼり、早く効率的にかつ安全に施工していくかが問題となり、これもまさに、一つの大きな業務となる場合が多々あります。最近では、石の飛びにくい、ディスク状の刃や、場所によっては、効率的に施工できるナイロンカッターが開発され、また、業務用では軽くて、高出力の刈り払い機が出て、ハンドガイド式の刈り払い機との併用で施工も少し、効率的になってきたのが実状かもしれません。
最近では。ご家庭でもホームセンターで身近に機械を購入できるようになりましたが、くれぐれも、防護メガネ着用等、安全対策を忘れないでいただきたいと思います。


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